見て、聞いて、作って、食べる
第1回「食のおもしろ話」が開催されました。
第1回目は、中山農園の中山修一さん主催の「とりたてもぐもぐマンマの味」です。
6月12日の朝に参加者の皆さんが続々と公民館に集まりました。
私達が、公民館へ到着すると中山さん夫妻、中山さんのせがれさん達が温かい笑顔で迎えてくれました。
公民館の中にお邪魔すると、お台所では本日イタリア料理を振る舞ってくださるAisoオリーブソムリエの横山しのぶ先生が沢山のイタリア野菜に
囲まれながら早速、準備に取り掛かっていました。
皆さんが席に着き、冷たいお茶をいただいていると中山さんの挨拶が始まりました。
「では、皆さん畑へ行きましょう!」という中山さんの掛け声で参加者の皆さんと中山さんの畑へ出発しました。
まず、始めはアーティチョークの畑へ。
中山さんが、アーティチョークの説明をしてくださいました。知らないことばかりで、皆さん口をそろえて、「へぇ〜」と。
中山さんはとても気さくで、優しい方なので、参加者の方の沢山のご質問にも丁寧に答えてくれていました。
畑では中山さんが「3個までなら収穫OKです!」「10本までならいいよ!」と収穫の仕方と一緒に、皆さんにお土産を
収穫させてくれました。皆さんにビニール袋を渡して、収穫の少ない方がいれば、中山さん自ら収穫した野菜を「はい、どうぞ」と配ってくださいました。
とても優しい方です。
次の畑へ向かう途中の風景は最高です。
ズッキーニの畑へ。ズッキーニは皆さんがよく目にする緑色のズッキーニもあれば、黄色いズッキーニも育ててありました。
後で、詳しく紹介させていただきますが、中山さんのご友人のイタリア人の方が、「イタリアでは、色付きのズッキーニは殆どありませんよ」と
本場、豆知識も・・・
こんなにカフラルな野菜今まで見たことありません!
食べるの楽しくなりますね。
たくさん収穫して、お昼の時間になり、公民館に戻りましょう。
公民館に戻ると、美味しそうなイタリアン料理が
私達を待っていました。
横山さんが中心になり、中山さんの奥様やお嫁様達が、
一生懸命作ってくださいました。勿論、中山農園で
収穫されたお野菜が盛り沢山!
他にも、美味しい生ハムや濃厚なチーズ、イタリア野菜をふんだんに使ったサラダなどなど。
他には絶対にここでしか食べられない新鮮なお野菜ならではの食べものがありました。
ズッキーニの天ぷらです。お花の所だけにチーズ入り衣を付けて、ズッキーニは素揚げです。
珍しいですね。新鮮だから味わえるお料理です。
他には、アーティチョークの天ぷらや、新玉ねぎのフリッターなどなどとっても美味しかったです。
アーティチョークを一個まるまる湯がいたものを剥きながら食べるという、知ってる人は知っている料理?も頂けました。参加者の方もビックリしながら食べていました。
お料理と一緒に先ほど登場したイタリア人のエレーナさんがパンを焼いてきてくれました。
パンの説明をしてくれています。
お料理を作ってくださいましたAisoオリーブオイルソムリエの横山しのぶさんです。
とても元気のある方で、しのぶさんの料理を食べると元気が出る気がしました。本当です。
お料理の説明を聞いた後、皆さんから、「パスタの茹でるときのコツは?」「どこのオリーブオイルを使っているの?」とたくさんの質問に
丁寧にしのぶさんは答えてくださいました。
最後にアーティチョークの下準備の仕方を教わりました。
皆さん、厨房に集まって熱心に聞いています。
その後実際に、皆さんも下準備を体験しました。
中山さんが「皆さんどうぞ、どうぞどうぞ」と、
アーティチョークを出して下さり、皆さんが体験することが
出来ました。とても優しいです。皆に、イタリア野菜を知ってもらいたい
食べてもらいたいという思いが本当に強く、イタリア野菜に
対する中山さんの熱い思いが伝わりました。
写真の左側にいらっしゃる方が中山さんです。
正面写真を撮りそこねたことが後悔です。。
簡単やり方
①アーティチョークを手で剥く(剥き過ぎ注意)下の部分は剥きすぎない。
②茎の部分を包丁で剥く(茎も美味しいので丁寧に)
③アーティチョークの先っぽの上の部分を切る
④縦に半分に切る
⑤④の断面から真ん中のふさふさした部分をスプーンで取り除く
⑥ボールに用意したレモン水の中に漬けておく
最後は参加者の皆さん同士で、イタリア野菜のことや農業のこと、沢山お話をされていました。
イタリア野菜好きで共通する部分があるのか、皆さんなかなか打ち解けあっていましたね。
農業づくりをしている方達は、お互いの情報交換をしていましたね。共通の話題からコミュニティが広がっていました。
中山さんのお野菜はエレーナさんが本場のイタリア野菜より美味しいとおしゃっていました。
エレーナさんのご両親が日本にいらした時にまったく同じことをおっしゃられたそうです。
新潟でイタリア野菜の第一人者である中山さんの優しい思いたっぷりで、丁寧に育てられ、長い研究の末出来上がった、お野菜はイタリア人が
認めるイタリア野菜でした。
美味しいお料理と、貴重なお話、参加者の皆さんの温かい雰囲気で、「イタリア野菜の畑へ行こう!とりたてもぐもぐマンマの味」は無事終了しました。
参加者の皆さんはお土産のお野菜をどんな料理にして、召し上がったのでしょうかね。気になります。
中山さんの野菜は新潟市内では万代島にある、ぴあBandaiのピカリ産直市場お富さんでも販売しています。