〜新潟居酒屋文化応援企画〜
食の陣ペイ30%キックバックキャンペーン記念!
今、新潟の大切な観光資源である「居酒屋文化」が疲弊しています。
そんな居酒屋文化を応援するために、市内の参加店を取材しました!
この機会に、お店のことをもっと知って楽しく飲みましょう!
新潟駅前 旬海佳肴 一家
一家で、新潟を丸ごと楽しむ!
「(お客さんに)どう来てもらうかより、どう帰ってもらうかです」――2016年、居酒屋甲子園のプレゼンで、店主の品田裕志さんは熱く語った。新潟を、味で、笑顔で、元気にしたい。お客はもちろんスタッフや地域にとっても、もう一つの家でありたい。そう願い、名付けた店名「一家(いちや)」である。若手からベテランスタッフまで、文字通り一丸となって想いを伝えた居酒屋甲子園。一家は見事、優勝に輝いた。
居酒屋甲子園の優勝盾も飾られている
日本海という豊かな漁場から届けられる魚介、雪解けから流れ出すミネラル豊富な水。その水で育まれる米に、水と米を使い醸す、新潟清酒。「この4つの新潟の宝を、最大限に活かせるのが和食」と品田さん。「シンプルでも、他所では真似の出来ない料理を提供する」と決め、刺身や焼物、煮物に限らず、1匹の魚から10品もの料理を生み出し、客を喜ばせている。
居酒屋価格で本格的な握り寿司を。写真はおまかせ盛りの特上2人前(1人前3300円)
殊に寿司へのこだわりは強く、四季の移り変わりを意識した魚選びに努める。ネタは、魚の一番良い状態で提供。ものによっては寝かせる期間を緻密に変える。シャリは県産コシヒカリとこしいぶきのブレンド。気温や湿度に合わせて米と水の配合を変え、秘伝の味付けで握る。「妥協せず、当り前のことを当たり前以上にやる」、その姿勢を貫く。
一家名物・れんこん饅頭海老あんかけ(780円)には、高の井酒造(小千谷市)の人気銘柄「田友(でんゆう)山廃純米吟醸ひやおろし」(720円)をマッチング。れんこんのふわふわ食感と、田友のガツンとくる飲み口が絶妙なあんばい
穴子1本を巻き込んだ握り。表面はパリッと、中はふっくら。あっという間にたいらげた
少人数での訪店なら、カウンターが良い。握りたての寿司を、可能な限り手渡ししてくれる。その際の、実に嬉しそうな職人の笑顔。これがまた、酒と料理を進めさせる。
カウンター特典!? この日は雲丹の握りが手渡された。これは格段にうまい。
「うちは、料理が好きで仕事になったスタッフばかり」と店主の品田裕志さん。1人1人が美味い料理と居心地のいい空間にこだわる
自慢の魚介類はもちろん、見逃せないのは10月~4月限定品の「名物・国産牛のフレッシュもつ鍋(2~3人前2500円)」。魚介や豚骨、鶏がらスープで取ったブレンド出汁が決め手
間仕切りスクリーンで、プライベートな空間を作れる店内
新潟駅前 旬海佳肴 一家
新潟市中央区東大通1-11-3 シングルイン第2 1F
営業:17時半~24時 不定休
電話:025-288-6325
https://shunkaikakouichiya.owst.jp/
ライター:石坂智惠美