にいがた食の陣

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食の陣ペイ特集
2022年10月11日
特別取材:本町 古川鮮魚

〜新潟居酒屋文化応援企画〜

食の陣ペイ30%キックバックキャンペーン記念!

今、新潟の大切な観光資源である「居酒屋文化」が疲弊しています。
そんな居酒屋文化を応援するために、市内の参加店を取材しました!
この機会に、お店のことをもっと知って楽しく飲みましょう!

本町 古川鮮魚

新潟市民の台所、本町に2軒の鮮魚店あり。
魚と同じくイキで気っ風の良い女将たちが、一期一会の昼飲みを盛り立てる

 

 

 戦後すぐに、初代が人情横丁で魚屋をはじめたのが古川鮮魚のルーツ。その後、青海ショッピングセンター開業と同時にテナントとして出店し、55年になる。

 

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人気は南蛮海老やマグロなど、その日の刺身に小鉢が付いた「ちょい飲みセット」(1500円)。
日本酒や生ビールなどから酒が1杯選べるお得な一品だ。特製の塩辛やくじらの味噌漬もプラスすれば、立派な越後流昼飲みの完成

 ずっと魚の卸と小売りでやってきたが、2019年の春にカウンターを設置し、飲食もできるスポットに様変わりした。以来、曜日や時間帯を問わず、活きのいい刺身や魚料理を肴に、酒を楽しむ人々で賑わっている。

 

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55年前の開業時に、取引先から祝いで贈られた「大入」の額がずらり。古川鮮魚の仕事ぶり、人柄がしのばれる

 

 人気の理由を2代目女将の山田隆子さんに訊ねると、「魚の目利きが命なのよ」と歯切れがいい。同じような魚でも、やっぱり古川は違う、美味しいねと言ってもらいたい。そのために、「魚の切り方、盛付け方も工夫しなきゃ。センスを磨くのも大事なのよ」。

 そんな女将の期待に応えるのが、調理を担当する3代目の山田直隆さん。居酒屋などの飲食店で働いたのち、20代半ばで父・民夫さんについて魚を学んだ。民夫さんは元板前で、母は古川鮮魚の娘・隆子さん。魚選びの確かな目は、まごうことなき血筋である。

 

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「佐渡のどぐろ専門店」でもあり、のどぐろの刺身が必ず入る「刺身定食」(1300円)も見逃せない味わい

 

 昼飲みを始めてわかったことがある、と隆子さん。「お客さんが一口食べるごとに、うまい、うまいと言ってくれるの。鮮度の良い魚を知らないお客さんも多いのね」。そんな客の評価が後押しになり、ますます腕を磨く、欲が出る。カウンターで客の笑顔が次々はじけるのは、3代目の向上心の表れともいえよう。

 

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ショーケースには鮮魚のほか、煮物・揚げ物など調理済みの一品が並ぶ。全国発送も

 

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写真左から山田隆子さん、直隆さん、スタッフの最上さん。あたりの柔らかい接客も好評

 

 

 

本町 古川鮮魚

新潟市中央区本町通6-1114 青海ショッピングセンター

営業:9時~17時 定休日:木曜

電話:025-223-2966

Twitter:新潟地魚専門店古川鮮魚@furukawasengyo

ライター:石坂智惠美

 

 

 

 

 

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