〜新潟居酒屋文化応援企画〜
食の陣ペイ30%キックバックキャンペーン記念!
今、新潟の大切な観光資源である「居酒屋文化」が疲弊しています。
そんな居酒屋文化を応援するために、市内の参加店を取材しました!
この機会に、お店のことをもっと知って楽しく飲みましょう!
鮨・割烹 丸伊
素材の声を聴き、活かす。新潟絶品鮨
鮨・割烹丸伊は2024年に開業50周年を迎える、新潟・古町「寿司業界の雄(ゆう)」である。
創業者の横山範夫さんは、この道60年のキャリア。5年前にはJR東日本の豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」の車内料理も担当し、話題を振りまいた。喜寿を過ぎて益々意気盛ん、店では若手・中堅の職人たちと共に、新潟の鮨文化を支えている。
ふっくら柔らかい南蛮海老真丈1300円は、新潟の一献に欠かせない味
丸伊のネタは新潟・佐渡沖で獲れた地魚を中心に、30種類以上。毎朝市場で目の輝き、肌の色つやを見極めて、絶品の魚を買付ける。店長は東京や新潟・柏崎、北海道などで腕を磨いてきた高橋良昌さん。食材のポテンシャルを最大限に引き出すには、「素材の声を聴くこと」ときっぱり。鮨に合わせた最上のネタに仕上げるため、新潟の藻塩を使い身肉の水分調整を図ったり、数日熟成させることで旨みや甘みを引き出している。
鮨職人がずらり、4人体制でもてなしを尽くす
シャリには「従来品種コシヒカリ」を使用。新潟県加茂市七谷の農家と契約しており、毎年、板前全員で田植えを見守り、周辺環境を確認する。粟ヶ岳を水源とする加茂川の清流で、丁寧に育まれたコメ。その有難さも添えて、一貫一貫に想いを込め、握る。
県内各地の地酒も揃う
店長の高橋良昌さん
新鮮なネタを、最上のネタに仕込んで提供する
「鮨は温故知新」と横山さん。精進寿司から始まった新潟の鮨文化は、戦後、握りに移行した。
魚種は格段に増え、付け合わせや薬味にはタレやジュレ、辛みそさえも用いる。「基本の技術に新たな要素を交え、独自のうまさを導き出したい」と、横山さんが時代を読む。 開業から半世紀、
〝その先の丸伊〟をぜひ、その舌で見定めて欲しい。
カウンターの他、くつろげる掘りごたつ式の小上がりも。2階には宴会場もある
★新潟の季節のネタを握った「新潟すし三昧 極み」(特上10貫1.5人、3850円)。
新潟県すし商生活衛生同業組合考案の品で、企画参加店ごとにネタが異なる。
南蛮海老やカナガシラでつくった魚醬で味わうのも特徴で、
同じく「極み」に合わせた吟醸生貯蔵酒「極み」(佐渡・北雪酒造、300ml 1200円)とのマッチングを楽しみたい
鮨・割烹 丸伊 新潟市中央区東堀通8-1411
営業:11時半~14時 17時~22時半
年中無休
電話:025-228-0101
ライター:石坂智惠美