さて、9月に入り暑さも次第に和らいできました。 暦の上ではとっくに秋になっていましたが、ようやく実際の気候が追いかけてきた感じです。
秋といえば収穫の秋、とにかく美味しい季節。特に果物や穀物が豊富な季節ですね。
夏に冷たい食べ物を食べ過ぎた身体の調子を整え、秋の寒風に耐える為にも、身体に優しい食事を心がけたいものです。
体に優しい料理というと様々な自然食があると思いますが、ひとつここで「薬膳」をご紹介したいと思います。
薬膳というと、薬の文字から「なんだか健康にはよさそうだけど味はイマイチ…」なイメージが湧きそうですよね。
実際、中国医学をもとにして生薬の原材料となる木の実・根・葉などを用いた食事が昔ながらの薬膳であり、確かに現代人にはあまり馴染まない味かもしれません。
ですが、今の薬膳ではそういった生薬基本ではなく、ごく普通の食材を使用した料理でも薬膳というのです。
例えば玉ねぎであれば、それは身体を温める重要な食材として。茄子であれば身体を冷やす食材、じゃがいもなどはどちらにも偏らず使える食材、といった具合です。
自然と旬が来る根菜などは、秋の食事としてぴったりですね。
その人のその時の体調に合わせて作るのも、立派な薬膳のひとつだと思います。
※↑こう見えて薬膳料理!(6月開催 梅実薬膳より)
さて、食の陣では「食」に関するものとして、薬膳についても体験できるイベントを企画しています。
6月には万能調味料体験と 美味・梅実薬膳ランチ会を開催、 そして来る9月15日には浜の恵みを味わう! にいがた浜薬膳 を予定しています。
専門家である高津先生の講話に加え、会場である越前浜の魅力も発見できる貴重な体験となっています。
お申し込みはこちら→食のおもしろ話
新潟といえば米、既に今月頭には頭を垂れる稲穂が多く見られました。台風が来る前にと早めに収穫した農家さんも多いのではないでしょうか。
医食同源、とはいってもやはり美味しいに越したことはありません。新米が楽しみですね!